会社で働いてたとき健康診断で尿検査があった。
尿の入った紙コップを持って並んでいる男たち。それは少し異様である。
その列に加わった僕の後ろに先輩がやってきた。
そしてカンパーイ!と紙コップ同士を当ててごくごく飲む仕草をした。
会社を辞めてからもその先輩を尊敬する理由は仕事がどうこうではない。それだと言っても過言ではない。