• どういたしまして

    むかしコンビニで
    バイトをしていたとき
    レジでお金を投げる人がいたり
    まるで怒っているかのように
    振る舞う人たちがいた。

    自分の疲れや苛立ちは
    相手には関係ないし
    それを露骨に出してしまう
    人としての器の小ささに
    イライラする自分がまるで
    相手に取り込まれてるようで
    とても嫌だった。

    だからそんなときは
    いつも頭の中で繰り返していた。

    どういたしまして。

    お礼をされてないけど
    どういたしました。

    お詫びもされてないけど
    どういたしまして。

    あの頃からレジではいつも
    感謝を告げると決めている。