中学の卒業アルバムにある子が書いていた文を見て二週間ほどこだましている。
自分らしく生きる。
自分も中学生で言ってみたかった。もしくはあの子ともう少し話してみたかった。
友だちが好きだったあの子から電話しようって誘われたときに断らなければあの子のことをもっと知れてたのだろうか。
なにも知らないままだから妙に記憶に残っているのだろうか。
あの子はいまも自分らしく生きてるだろうか。